省エネの住まい

太陽光発電は電気もお金も生み出します。

太陽光発電を「屋根にパネルを取り付けてお湯を沸かすもの」と思っている人がいます。確かに太陽光を利用してお湯を沸かすシステムもありますが、これは「太陽熱利用温水器」と呼ばれ、太陽光発電とは別の物です。

では、太陽光発電とはどのようなものなのでしょうか?

簡単にいってしまうと、光エネルギーを電気エネルギーに変える「太陽電池」と呼ばれる装置を屋根などに設置して、発電するシステムです。このシステムは、「光があたると電気が発生する」という半導体の光電効果を利用しています。身近なところでは私たちがよく目にする電卓がそれです。その電卓には、ソーラーパネルがついていて乾電池が不要ですね。このソーラーパネルを大きくして屋根の上にのせ、発電させるというのが太陽光発電です。しかし、「太陽電池」という名前ですが、実は電気を蓄える能力はなく、「光発電」といったほうが正解かもしれません。

また、発電した電気は電力会社から購入する電気とまったく変わりはなく、家庭用の照明器具や家電製品で利用でき、さらに余った電気は電力会社に売ることもできます。お日さまから無限に降り注ぐ光を利用する太陽光発電は、ただで電気とお金を生み出すようなもの。いってみれば、我が家が小さな発電所になるのです。

自分の家で手づくりした電気を使って暮らすって、なんだかワクワクしてきませんか?

湯沸かしコストはガスの1/6!

電気でお湯を沸かすというと「電気温水器」を思い浮かべます。「電気温水器」もずいぶん効率がよくなり、安い深夜電力を利用することでガス湯沸かし器よりも低コストでお湯を沸かすことができるようになってきました。最近では、「電気給湯器」よりさらに効率的な「エコキュート」が開発され、注目を集めています。

電気温水器もエコキュートも、安い深夜電力を利用して日中使用する量のお湯を夜間に沸かして貯めておく「貯湯式電気温水器」という部分は同じです。大きな電気湯沸かしポットのようなものといえばわかりやすいでしょうか。(もちろん、容量的にはポットの200~300倍はありますから、持ち運びはできませんし、形もまったく異なっています。)違いは水を温める方式です。電気温水器がヒーターを使って水を温めるのに対し、エコキュートはヒーターの代わりに大気熱を自然冷媒に集め、その熱を使ってお湯を沸かすヒートポンプを利用することです。

エコキュートは非常に熱効率が高く、従来の電気温水器と比べると、給湯に要するエネルギーが約1/3になっています。ガス給湯器と比較すると、なんと約1/6という低ランニングコスト!経済性で見ても、大きなメリットがあるといっていいでしょう。